SWOT分析により、業界内での自社の立ち位置を探る
「SWOT分析」をご存知でしょうか。
ハーバードビジネススクールで開発された理論であり、経営戦略を考える際によく用いられる手法なので、耳にすることは多いのではないかと思います。
もともと公認会計士試験で経営学を専攻しており、その理論自体は知っていたのですが、先日「経営革新等支援機関」の認定を当会計事務所が受けようと中小企業庁指定の研修に参加した際、中小企業支援の局面で、SWOT分析を具体的にどう活用していくかを学びました。
(経営革新等支援機関とは何かは後日改めて記載できればと思います。)
SWOTとは、
S・・・Strengths(強み)
W・・・Weaknesses(弱み)
O・・・Opportunities(機会)
T・・・Threats(脅威)
の頭文字です。
自社の特徴である「S(強み)・W(弱み)」を横軸に、自社をとりまく外的要因の「O(機会)・T(脅威)」を縦軸に据えてマトリックスを組み、自社の立ち位置を分析することで、今後取るべき経営戦略を導き出す、といった分析方法です。
理論だけでは分かりづらいと思うので、具体例として簡単に当会計事務所のSWOT分析をしてみます。
なんとなくでもイメージを掴んでいただけたのではないでしょうか。
当会計事務所の「強み」を、外的要因である「機会」という追い風を受けて事業展開していこうとすると、<積極策>の中に記載された戦略を採るべきであることがわかりました。
この分析を行うことで、自社の置かれている状況を整理し、客観的に把握することができるようになります。
そして成り行き経営の状態から、自社の特徴を生かし、どう戦略としての舵取りを行っていくかの方向性が定まります。
一度お時間のある際にでも、簡単にで構わないのでSWOT分析を行ってみてはいかがでしょうか。